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興味があることを適当に。

SEO対策とは

SEO対策」?

ブログを書く時によく見る「SEO対策」。このブログは人に読んでもらうというより記録として残しておくことが目的なのであまり気にしていなかったが、書き手のわきまえとして最低限の理解はしておこうと思い調べてみた。

そもそもSEOというのはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジンでキーワード検索した時に記事が検索結果の上位に来るようにすることをSEOというらしい。

ちょっと気になるのは「対策」という言葉。

日常で使う「対策」というと「水際対策」や「セットプレー対策」のように何かネガティブな事象に対してその発生を予防したり、発生後の影響を小さくする時に使うと思っていた。SEOというポジティブな効果を発生させるための「対策」はなんとなく違和感がある。

広辞苑では次のように書いてある。

①(タイシャクとも。策(木の札)に書かれた問題にこたえる意)古代中国や律令制下の官吏採用のための論文試験で、課題に答えて漢文の作文を提出すること、またその答案。→方略→時務

②相手の態度や事件の状況に応じてとる方策。「―を講ずる」「―を練る」「インフレ―」

②によるとネガティブな効果にだけ使う言葉ではないようだ。

ちなみに「対策」「対応」「対処」の違いを調べてみると、

  • 対策:状況に応じて講じる処置や手段
  • 対応:相手の動きや状況に応じた行動
  • 対処:状況に応じて取る適切な処置

コトバ解説:「対策」と「対応」と「対処」の違い - 毎日新聞

「対応」、「対処」は実際に行う行動、処置そのものを指す言葉なので「クレーム対応」「暫定対処」のように実際に何かが起きて行動することを指すニュアンスが強いらしい。 一方の「対策」は実際の行動そのものだけではなく「講じる」もの、「講じる」というのは「講ずる」と同義で「問題を解決するための手段・方法を考えて実施する」という意味なので、実際の行動だけでなく考えることも含んでいることで「対策を講じる」のように何か起こりうること予測して、事前に、処置や手段を実行するという意味合いが強くなっている。

その理解に沿うと「SEO対策」というのは、書いている記事が、近い将来インターネット上に公開され検索エンジンを通して検索される時に、上位に来るように策を講じることなので「SEO対策」という言葉でまったく問題ないようだ。

SEO対策とは

前置きが長くなったが、要約すると次のことを指すらしい。

  • クローラ(検索エンジンのWebページ情報収集プログラム)が評価しやすいブログにすること

これをクローラビリティというらしいが、検索エンジンからしても検索する人にとっていい検索結果を表示するための仕組みなので、結局は検索する人にとって利便性の高い構成と内容になっていることが重要らしい。

いくつかのサイトを見て回ってその方法を集約すると、クローラビリティを高めるためには次のポイントに気をつけると良いとのこと。

  • テキスト主体でオリジナリティの高いコンテンツにし、記事の価値を高めること(E:専門性)
  • 信頼できる情報源や人気のサイト・ドメインへのリンクを貼り、信頼性を高めること(A:権威性、T:信頼性)
  • 内部リンク、画像の代替テキスト、HTMLタグなどを駆使してクローラが巡回かつ理解しやすい構成にすること

いろいろなサイトを見ていると「クローラビリティを高める」として3つ目のテクニカルな要素を指すことも多いが、検索エンジンから見た場合は上の3つを総合的に評価して表示結果を決めているはず。

箇条書きに記したEATの他にも、YMYLやAMPといったSEO対策を語る概念・テクニックもあるが、今回の目的である「SEO対策とは何か」を超えるのでいま時点では追求しない。

SEとしてはGoogle検索のアルゴリズムの変遷を辿った次の記事は読み応えがあった。位置情報、モバイル対応有無、広告表示などあらゆる条件でユーザビリティがいい記事を表示できるように様々なアップデートを経て、今のGoogle検索ができあがっているようだ。

【SEO担当必見】Google検索アルゴリズムとアップデートの歴史 | PINTO!

まとめ

SEO対策とは、検索結果の上位に表示させるための対策でありクローラからの評価を高めるための方法だった。

このブログはマネタイズしているわけでもないので、まだ深追いしなくていいかな。

参考記事

クローラーの意味とクローラビリティ改善の基礎【SEO用語解説】 | プロモニスタ

SEOに強いブログの書き方!SEOに強いブログを書くためのポイントについて|SEOラボ